『でどサバ』で実施した特殊ルール
ところで『でどサバ』のコンセプトは、
「今まで以上に厳密に設定されたルールでゲーマーを縛り、
戦闘中に感じるストレスをより一層引き出そう」というものでした。
カモフラ氏の貸切サバゲ「カモサバ」でもルールがしっかりしたシチュエーション戦が多かったですが、
やはり貸切ということもあってまったりした内容が多かったです。
そこで、
それよりもよりルールを厳しくし、シチュエーションをよりリアルにしようと
思い立ってこのコンセプトが生まれました。今回実施した特殊ルールは、僕が新たに考えたものから、
既存のルールにちょっと追加ルールを取り入れたものがあります。
ハードコア・コンシールドキャリー戦
コンシールドキャリーとは、「日常生活中や勤務中などの場所で
護身用の銃を携帯する」というもので、周りから銃を持っていると
悟られないよう、なるべく自然に銃を携帯するのが重要です。
以下が今回実施したハードコアコンシールドキャリー戦のルール内容です
1.使用可能な武器:エアコッキング、固定ガスもしくはガスブローバック
作動の
6mmBB弾を発射する拳銃のみ使用可能。
2.チーム分け:
警備兵4人(ツーマンセル2組)
それ以外はコンシールドチーム(Aチーム、Bチーム)
3.
コンシールドチームのルール ・基本ルールは殲滅戦。Aチーム、Bチームは
それぞれ拳銃を相手から
見えない箇所に隠す(手で補助しなくても保持できる位置。ベルトなど) ・敵チームを見つけ次第、条件を満たせば拳銃を抜いて発砲できる。
以下が発砲できる条件↓
①敵チームを目視
②大声で「CONTACT!!!」と叫ぶ この①と②の条件が合わさってはじめて、拳銃を抜く事が許されます。
敵チームから銃撃を受けて反撃したい場合も同様。
・拳銃はかならず「それが拳銃だと分かる」ように取り出して撃ってください。
布をかぶせて見えない状態で撃つなどは禁止。
・拳銃を抜いた場合、
再びホルスターイン出来るまで10秒のペナルティ
を課します。 4.
警備兵のルール ・警備兵はツーマンセルでフィールドを巡回。
・
属性:不死。何者にも屈しない強靭な肉体で敵弾を弾き、
悪を取り締まります。誤射も大丈夫。
・コンシールドチームの誰かが拳銃を所持しているのを目視した場合、
対象を拘束、または射殺する。拳銃を所持しているのを確認できない場合、
お咎め無し。スルーしてください。
(例:拳銃を持っている被疑者を追いかけていったが、追いついた先ですでに
拳銃を仕舞っていた)
・基本的に警備兵はまったり歩いて巡回してください。
どこかで発砲音や叫び声が聞こえた場合、早足でそちらに向かい、被疑者を
目視した場合のみ、全力疾走を許可します。
・また、可能であれば現場に急行する、又は被疑者を追いかける場合、
法執行機関らしい怒声をあげると好ましい。
(例:「POLICE!!!」「GUNS DOWN!!!」)
5.警備兵とコンシールドチームはお互い不干渉。(コンシールドチームから
不当な煽りを受けた場合、拘束及び射殺を許可)
6.
ゲームスタートから6分経過したら、
「指名手配」がスタート。 試合中にコンシールドチームの誰か一人がランダムで選ばれ、無線により
警備兵にその一名の外見的特徴が送られます。警備兵は無線がありしだい
その指名手配犯を捜索し発見、逮捕してください。
抵抗が激しい場合は銃器の使用を許可します。
また指名手配犯が拘束された場合、新たにもう一人の指名手配犯が追加され
る。
7.
ゲームスタートから12分経過したら、「一斉検挙」がスタートする。 警備兵によるコンシールドチームの無差別検挙が始まります。警備兵は
コンシールドチームを直接タッチして拘束。もしくは射殺。
ストンプキル戦
BUDDYではおなじみのルール「全員メディック戦」に、
新たに特殊ルールを加えた新ルール。
1.メディックについて
・
全員がメディック。被弾したら「負傷者」としてその場に座り
(銃口は下げ、手を上げて十分アピール)、メディックを待つ。
メディックは、負傷者に手の触れる範囲まで近づき体にタッチ、
じゃんけんをする。 (手が届く範囲外からじゃんけんをするのは禁止。遮蔽物越し禁止)
・
負傷者が勝つと復活可能。あいこ、負けにペナルティ無し。
・メディックが負傷者をひっぱって移動させることは可能(手をひっぱる、
服やプレキャリをひっぱるなど、必ず負傷者に触れていること)。
意図的に負傷者を盾にするのを禁止します。
2.特殊ルールについて
・
負傷者とのじゃんけんを、お互い敵同士でも可能にする。 (例:Aチームの負傷者とBチームの生存者がじゃんけん) ・生存者が敵負傷者に勝った場合、負傷者はその場で「戦死」扱いとなり、
セーフティエリアまでご退場頂きます。そのかわり、あいこ又は負傷者の
勝ちの場合、負傷者は「後送」扱いとなり、自陣に戻って復活する権利を
得ます。
生存者が勝てば相手の戦力を確実に削ぐことができますが、勝てなかった
場合は相手が得をします。
・じゃんけんを行うかどうかは、生存者側に主導権があります。負傷者がじゃん
けんを求めても、生存者は拒否する権利があります。
・
敵負傷者をひっぱって移動させるのは禁止します。移動せずその場でじゃ
んけんしてください。
3.勝敗について
・
敵負傷者をじゃんけんで「戦死」させ、セイフティーへ戻した人数の数で
競います。
トラウマストレス戦ここでいうトラウマとは、古代ギリシャ語の「傷」という意味を表すTraumaのことです。
戦闘での負傷や銃の故障といったストレスを伴うシチュエーションを
体感しようといった内容です。
このルールでは、参加者の
装備を3種類に分類し、通常の殲滅戦を行います。
そしてそれぞれに
何かしらのハンデを背負ってもらいます。
軽装いわゆるシューター装備。上半身は装備なし、腰回りのみ。
携行マガジン数が極めて少ない。
「これ以上装備は外せない」という極限まで装備を削った方はこちらに部類。
・利き手側のアイウェアにガムテープを貼る(アイアンサイトが覗けない程度に)
・ハンドガンのみ、マガジン10発×1
いつも銃の照準を覗くほうの目を負傷したというシチュエーション。
距離感をつかみにくく、弾を当てるのが難しくなる。
中装マルチロールファイター。上半身はチェストリグやバックパックなど装備。
腰回りもそこそこ。携行マガジンが軽装より多い。
「まぁまぁ動けるけど、チェストリグ無いほうがもっと動ける」という方はこちらに部類。
・プライマリのみ、マガジン10発×1・ダットサイト・スコープ禁止(マスキングテープでふさぐ)、
アイアンサイト禁止(折りたたむか、マスキングテープで隠す)

プライマリの照準器が破損し使えなくなるというシチュエーション。
照準器に頼らず、なおかつ制限された弾数での射撃が要求される。
重装ヘルメット、ダミープレート入りプレキャリ。見るからに動きにくそう。
「装備が重い。脱ぎたい」という方はこちらに部類。
・ライフルを常に携帯(左手、スリングなどで保持)、
ただし使用厳禁。・ハンドガンのみマガジン10発×1
プライマリの弾薬が尽きたというシチュエーション。
ゲーム開始からデッドウェイトを抱えたまま戦闘を強いられることになります。
以上が今回実施したルールの内容となります。
トラウマストレス戦はちょっとした挑戦でもありましたが、
参加者の皆さんの理解もあって、スムーズに進行できました。
これらのルールで気になったものがありましたら、
是非一度お試しください。
ただしこれらのルールは、参加者のルールと運営に対する理解が
重要になりますので、仲の良いメンバーでの貸切戦において行うことを推奨いたします。もし問題が起きましても僕は責任を負いかねますので自己責任で。
以下、当日撮って頂いた写真の中から一部をご紹介









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